2010年6月25日 中日新聞紙面から(清水裕介)
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201006/CK2010062502000031.html
◆横浜5-2中日
もがいている。そして懸命にあがいている。それでもチェンは泥沼(どろぬま)から抜(ぬ)け出(だ)せない。5イニング5失点で18日の巨人戦(東京ドーム)に続く黒星。ヤクルトの石川に次ぎ、リーグ2位の今季7敗目(4勝)となった。
もがく / あがく:掙扎,struggle。 泥沼:なかなか抜けられない状態;a bog
抜け出す:離開,(從困境中)掙脫出來。 (に)次ぐ:次に位(くらい)する,僅次於…
「球が走らなかったし、肝心(かんじん)なところで甘くなってしまった」
肝心:重要的,關鍵的。(這裡應該有紅中的意思吧。)
昨季(さくき)は3勝無敗(むはい)、防御率0・49と得意だった横浜戦。通算でも登板14試合で黒星は1度だけだが、今季初対戦(はつたいせん)で壮絶(そうぜつ)に散った。2回にスレッジに先制15号ソロを浴(あ)びると、4回にもスレッジに16号2ランを右翼席(うよくせき)へ。「まっすぐが甘くなった」。1試合で同一打者に2本塁打以上を浴びるのは、来日(らいにち)7年目にして初めての記録でもある。
壮絶:激烈的。 散る:消失、潰散、戰敗。
まっすぐが甘くなった:直球變甜。
5回には2本のタイムリーを浴び、この回限(かぎ)りで交代を告(つ)げられた。
告げる:告知,宣告。
まだ浮上(ふじょう)しきってないとはいえ、一時期(いちじき)の絶不調(ぜつふちょう)は脱(だっ)してきた。きっかけは6イニング無失点で勝ち投手になった10日の楽天戦(Kスタ宮城)。実は、この試合から投球への意識を変えていた。柔(じゅう)から剛(ごう)へ。課題(かだい)の制球(せいきゅう)をあえて気にせず、左腕(さわん)を全力(ぜんりょく)で振(ふ)るようにした。
脱する:危機などから逃れる;ある状態を抜け出る。「脱してきた」有漸漸掙脫的意思。
切っ掛け:機会,初め。 あえて気にせず:應該是「不要特別在意」的意思吧。
「制球も大切ですが、持(も)ち味(あじ)はまっすぐなので。開(ひら)き直(なお)って腕(うで)を振(ふ)りにいったら、かえって制球もよくなったんです。(球威(きゅうい)も)戻(もど)ってきたんです。多少(たしょう)ですけど」
持ち味:特徴。
開き直る:態度を改(あらた)め、まじめに応対(おうたい)する
(這段應該是說雖然控球很重要,但因為直球本來就是他對決打者最重要的武器,調整心態放手去投的話,控球和球威也多多少少會慢慢恢復。)
その後は、まだ白星がない。でも手応(てごた)えは得(え)ている。この日の最速(さいそく)は149キロ。もがき、あがいた結果。そして新(あら)たな課題も見つかった。「きょうは2回から腕が横振りになっていて。それでは相手に見やすいし、球威も弱くなってしまう」。左腕が上からではなく、横から出る悪癖(あくへき)が顔をのぞかせたという。試合後、近藤投手コーチら首脳陣(しゅのうじん)と相談し、克服(こくふく)の方法を話し合った。ビデオで研究もした。向かうべき方向は分かってきた。
悪癖:a bad habit。
のぞかせる:物の一部分が外から見えるようにする。露出破碇。
話し合う:discuss
「時間はかかるかも知れませんが、修正(しゅうせい)できると思うので。敗因(はいいん)は横振り? それしか考えられない」。負けたとはいえ、収穫(しゅうかく)はあった。両目(りょうめ)に水面(すいめん)の浮具(うきぐ)は見えている。つかみかけている。初タイトルを獲得(かくとく)した昨年(さくねん)のような波(なみ)に再(ふたた)び、きっと乗れる。
タイトル:title。 再び:再次。
(這段應是說:可能修正動作會很花時間,輸球的原因也不能全歸咎於動作,雖然輸球但還是有收護的,就好像正看見水面上的浮具,正好好抓緊它,像去年獲得個人獎項一般的波浪再起時,一定可以乘勢而起的。)